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ダイネーゼのエアバッグ”D-Air”が凄い5つの理由

(2017/5/22補足)
以下に記載される D-Air Street(ストリートユース) は当初のM-KIT(バイクに取り付けるセンサーとデジタルモニター)タイプから、バイクへの取り付けを一切必要とせず、ジャケット単体で機能するタイプに変更して発売されています。

こんにちは。

ダイネーゼ東京のsuzukiです。

まずは最初の動画をご覧下さい。

既にご覧頂いた方もいらっしゃるかもしれませんがこちら、
ダイネーゼが開発したエアバッグシステム”D-Air”のプロモーションビデオです。

「ダイネーゼからはエアバッグは発売されないの?」

という声を最近よく頂く様になりました。
もちろん発売予定はございますが、現在のところ日本国内発売に向けて、淡々と手続きを進めているところでございます(ので、もう少々お時間を頂きマス…)。

そこで今回のブログでは、気になるダイネーゼのエアバッグ(以下、D-Air)のポイント、どんなところが凄いのか、をわたくしsuzukiが一足お先に紹介いたしましょう。

※厳密に言うと、上のビデオは「D-Air Street (ストリートユース)」で、以下の紹介の一部は「D-Air Racing (レースユース)」です。その違いは下記で少しずつ明らかにしましょう。
※また以下の情報は、現時点での情報です。発売の際にはさらに改良される事や、仕様が変更となる場合もありますのでご了承下さい。

凄いところその1. 起爆速度がとんでもなく早い

D-Airの起爆には、ガスではなく火薬を用いており、それが「起爆→インフレーション→セットアップ完了」といった一瞬の動作を可能にしています。

ビデオでも下に「ms(ミリセカンド)」ありましたが、D-Airの起爆速度データは以下の通りとなっています。

起爆する動きを感知し、起爆する信号を送るまで(トリガータイム) : 15ms (0.015秒)
膨らみ始めてからセットアップ完了まで : 30ms (0.030秒)
合計 : 0.045ms (0.045秒)

国内でよく使用されているガス式のエアバッグベストは、250ms – 500ms (0.25 – 0.5秒)ですから、それに比べ10倍以上の速度で起爆します。

なぜか?

それはDAINESEの研究結果によれば、重大な接触、衝撃というのは、最短で80ms (0.08秒)後に起こるとされています。
つまり80ms以内にトリガータイム+セットアップを完了させなければ、事故の種類によっては、最初のインパクトを防げない可能性があるという事です。
それでは本当に安心してエアバッグに身体を預ける事はできません。

さらにD-Airはワイヤーでつないで、ワイヤーが取れたら起爆する、という方式ではありません。

・D-Air Street(ストリートユース)は、バイク側に取り付ける専用端末とジャケット側のD-Airシステムを、ワイヤレスでペアリングさせて交信を行います(Bluetoothのようなもの)
・D-Air Racing(レースユース)は、バイクのハンプ(コブ)に組み込まれたセンサーのみでライダーの全ての動きを感知し、自動で判断・起爆します。バイク側への端末取り付けさえ不要です。

ワイヤーの場合、外し忘れやバイクと一緒に転倒してしまった際は起爆しない恐れがありますし、まだワイヤーが抜けるまでの時間で、身体に衝撃が加わる可能性も考えられます。特にレーシングシーンでは、命に関わる問題でもあります。

また「衝突→ワイヤーが外れる」までの時間的なロスを考慮すると、先述の80ms (0.08秒)以内の起爆・セットアップ完了が難しくなるのですね。

それゆえ火薬を使用した、とんでもなく早い起爆が必要とされるわけです。

凄いところその2. 衝撃吸収能力がとんでもなく高い

これはこちらのグラフをご覧下さい。

D-AIR プロテクションデータ

説明させて頂きますと、

一番左のグレイ色は「CE規格 EN 1621-1/97 を満たす為に必要とされるレベル」です。
左二番目の青色は「DAINESEが独自に定めている、安全性能レベル」です。
※CE規格をパスするだけでなく、DAINESEは独自に定めた基準があります。

そして、一番右の赤色、ご覧下さい。
これが「D-Airを使用した時に受ける衝撃」になります。
実にDAINESEの独自基準と比較して85%の衝撃をカットできる事になります(たった3KN!!)。
※どんな衝撃も3KNに抑える訳ではありませんので注意。

いったいこの規格はなんと呼べばいいんですかと。

凄いところその3. 事故の動きを一瞬で判断する方法がすごい

最初に少し触れた通り、ダイネーゼのエアバッグには「D-Air Street」と「D-Air Racing」の2種類があります。
それぞれ、走行シーンに最適化された事故感知システムにより、最速かつ確実な起爆が約束されています。

・D-Air Streetの場合(ストリートユース)

こちらもDAINESE公式アカウントにあったYOUTUBE動画です。

イタリアの白バイに導入された際のビデオですが、このビデオの中にある様に、ストリートユースのD-Airは、バイクに「M-KIT」と呼ばれるインジケーターを取り付けます。

バッテリーから電源を引いたり、フロントフォークにセンサーを取り付けたり、といったシーンも流れていますね。

このM-KITにペアリングされたジャケット側のD-Airは、常にワイヤレスで交信を行っています。

例えば、何かにバイクが正面衝突した場合、フロントタイヤがぶつかり停止、その瞬間に加速度センサーが反応、M-KITを通じて一瞬でD-Airに起爆信号が送られます。
その他横からの衝撃やスリップなど様々な事故の予兆を、バイクとライダーの両方の動きを追跡する事で、適切なタイミングが実現されます。

なおこのペアリングは最大2着まで可能でして、パッセンジャーにもD-Airを着せる事が出来ます。

またもちろん、低速での転倒や立ちゴケ、場合によってはバイクの横でつまづくとか(笑)、そのような動きはインテリジェント・セーフティ(知能を持った安全具)とも呼ばれるD-Airセンサーのより感知され、起爆信号は送られません。

誤爆の不安もなく、安心してツーリングをお楽しみ頂ける事でしょう。
suzuki個人としては、ゆくゆくは同じ様に日本の警察や教習所等での導入が進めば嬉しいですね。

・D-Air Racingの場合 (レースユース)

D-Air Racingは既にMotoGPで使用されているため、起爆するシーンをご覧になった方も多い事でしょう。

このRacingタイプは、Streetタイプとは異なり、車両とのペアリングは行いません。
スーツのハンプ(コブ)に組み込まれたセンサーが全ての動きを感知して、起爆させます。

どうですか、凄くないですか(笑)
私はワクワクしてしまいます。

どのようになっているかと言いますと、以下の様な構造となっています。

・レザースーツの首元にあるボタンを締めるとスイッチが自動的にONになります。

・右袖のインジケーターが点滅して、バッテリー状態、起動状態を示してくれます。

・インジケーターが正常起動を示すと、GPSとの連携が開始。常にライダーの位置を把握し、走行速度も把握します。

・走行速度が50kmを超えていると、D-Airが起爆するようにインプットされています。50km以下であれば、転倒しても危険ではないため起爆しません。

・ライダーの全ての動き、角度、速度を、このわずか全容量650gの物体が感知します。あくまで「転倒する」と判断される動きをした瞬間に、起爆します。ジャイロセンサーも付いているため、傾斜角も全て把握しています。

・以前ロレンソが使用していた頃のビデオをsuzukiも見ましたが、身体が大きく浮き上がるだけでは起爆しませんでした(実際にその後ちゃんと体勢を整えて転倒しなかった)。

・専用のソフトが付随し、登録されているコースであれば、GPSとの連携により「どのコーナーをどの位置から時速何キロで走り抜けた」という記録まで残せます。

・また同時に、「どの角度にバンクさせた際に、アクセルをどのくらい開けたのか」というデータまで取り出せます(この辺りはsuzukiも説明を受けましたが、専門的すぎて詳しくはちょっと…)

ちょっと補足

と、ここまで説明してきました通り、「D-Air Street」と「D-Air Racing」では、起爆に至るためのトリガー(原因となる動き)が異なります。
そのため「D-Air Streetをレース場で使ったり」「D-Air Racingを公道で使ったり」する事は絶対にNGデス。

シーン別にプログラムされた動きとは異なるため、適切に危険を察知できず、エアバッグが作動しないのですね。

またデザインの面でも違いがあります。
「D-Air Street」は肩・胸・背中のカバーするのに対し、「D-Air Racing」は肩と鎖骨周辺のみカバーします。

これは状況によって危険にさらされる部位が異なるからでして、サーキット場での胸・背中に関しては、高い安全性を持ったDAINESE製のバックプロテクターとチェストガードでカバーしましょうという事ですね(あるいは現時点では、胸や背中までエアバッグでカバーする事のデメリットの方が大きい)。

というわけで、D-Airはそれぞれ適切なシーンでのみ、使用しましょう。

凄いところその4. D-AIR RACING IS CERTIFIED BY “TUV SUD”

耳慣れない名前ですが「テュフズード」と読みます。
日本語の紹介はこちら → TUV SUD JAPAN

この第三者機関により、D-Airは、
「他の電子機器の影響を受ける事が無い」
「D-Airの電気信号は人体へショックを与えない」
「強い振動に耐えられる」
「激しいダスト(塵など)環境におかれても作動する」
「トリガー(起爆信号)を判断するアルゴリズムが正確である」
「エアバッグが膨む際の衝撃が、頭部への痛み/ショックの原因となる事は無い」
「2人乗りの時に、ライダーの起爆により、パッセンジャーが怪我することはない」
「首が傾いた状態から起爆しても、安全に起爆する」
…など、数多くのテストをパスし、その性能が認められています。

DAINESEでは、第三者機関による認可、という点を最も重視しています。
自社で作成したわけですから、自分たちが「いやこれは安全なんです」といくら言っても、手前味噌にしかなりません。
ライダー達の目は厳しく、「その安全性は、どうやって証明されてるの?」という話です。

がしかし、一方で、バイク用エアバッグの安全基準なんてものは、D-AIRより以前には存在していませんでした。

そこでDAINESEでは、0が大量につくような相当なコストをかけ、第三者機関であるドイツの「TUV SUD」にて安全基準の作成を依頼し、それを元に何百回ものテストを繰り返し、試験をパスしました。

世界で初めての、「第三者機関による認可を得た、バイク用エアバッグ」が誕生しました。

膨大な時間とコストをかけてまで、これをパスしているバイク用エアバッグは、私の知る限りではDAINESEだけです。

凄いところその5. サイズの選び方が決まっている

これはD-Air Racingのお話です。
皆さまは、レザースーツのサイズを選ぶ際、どのようにして選びますか?

きっとお店で試着をして、スタッフと相談して、お好みのフィッティングの物を選ぶ事でしょう。
場合によっては、どうしても既存の規格品があわず、ちょっとばかり妥協する事もあるかもしれません。

しかしこのD-Air Racingを搭載したスーツは、全く選び方が異なります。

実はですね、まずイタリアで研修を受けたスタッフが、お客様の身体を指定の位置で計測します。
その数値を推奨サイズ表に照らし合わせていきます。
そして最終的にお客様に最適なサイズを販売します。

??

つまり、お客様がサイズを選ぶのではなく、「お客様の使用するサイズは既に決まっている」という事になるのですね。

なぜかと言いますと、例えば本来はサイズ48のお客様が、ご自身のお好みに合わせてサイズ54 (3サイズ上)を選ばれたとします。
すると可能性としてですが、「身体の動きとスーツ・センサーの動きにズレが生じ、転倒の感知が遅くなる」「200km/hオーバーの速度域で、余ったレザーが風圧で揺れることで誤作動してしまう」等といった症状が出るかもしれません。

しっかりと身体を守るため、正しく動作させるため、そのため、必ずメーカー推奨のサイズを着て頂く必要があるわけですね。
なので、お客様の体格によっては吊るしのサイズを販売できず、サイズオーダーにしなければならないケースもあると思います。

※もちろん、100%スーツの形とライダーの体が一致するわけではありません。その辺りはいつも通りのサイズ選びのフィッティングで十分ですのでご安心ください。「お好みによって大幅にサイズをあげてしまうのはNG」という話です。

まとめ

さて、ここまで5つに渡って特徴を見てきましたが、如何でしょうか。

このD-Air、実はさらに凄い事に、身体の動きを感知するデータさえ書き換えれば、他のスポーツにも応用が出来るところです。

次回の冬季ソチオリンピックでは、SKIのアルペンのトップ選手らが、このD-Airを装備して競技を行う予定になっています。
D-Airのスキー版ですね。時速100kmで滑降する危険なスポーツの世界でも、DAINESEはプレイヤーの身体を守ります。

本当に革新的な、すごいシステムだと思います。
これからのDAINESE、ますます楽しみになってきますね。

それでは。

2013年グローブが多数入荷しました!

glove入荷

本日多数グローブの入荷がありました!

上記画像の5倍くらいの量が一気に入荷しています。

ショートもロングも、今が一番豊富にご試着可能な時期かもしれません(笑)

suzuki

 

WAVE GILETが入荷しました!

GILET WAVE 0

こんにちは。
DAINESE D-STORE TOKYOのsuzukiです。

本日紹介差し上げるのはこちら↓
GILET WAVE  GILET WAVE2

GILET WAVE
http://www.dainesejapan.com/products/detail3659.html

詳しい紹介はWEBサイトに譲るとしまして、ちょっとWEBサイトに載せきれない写真を撮影しましたのでそちらをどうぞ。

こんな感じでフロントがペロっとなります↓
GILET WAVE3

この部分はライダー胸部の厚みに応じて、ベルクロで調整が可能です。

下にずらして固定したり↓

GILET WAVE4

上にぴったりと付けて固定したり↓

GILET WAVE5

この写真の鎖骨部分にあたるのが、ソフトプロテクター”Crash Absorb”。
柔らかいながらもCE規格をパス、身体にぴったり密着しつつ、安全性が保てる点が魅力です。
こちらが、サイドの肋骨にも付いていますね。

そして腰の固定ベルト↓
ポケット付きです。

GILET WAVE6

そして結構ポイントが高いのはここ↓

GILET WAVE7

 

背中との接触面です。
この白い部分は、3D BUBBLEインナーと呼ばれる、空気の層を作る厚みのあるナイロンメッシュ。

ここに暖かい空気がたまり、保温性を高めます↓

GILET WAVE8

どうでしょう。
中にみっしりとメッシュが詰まっておりますね。

そしてこの背中にあたるソフトパッド↓

GILET WAVE9

この触り心地が良い(笑)

アウターとしても、インナーとしてもお使い頂ける珍しいモデルです。
今までに無かったコンセプトのプロテクターですので、是非一度ご覧下さいまし。

それではっ。

suzuki

 

新作プロテクターも入荷しています

SONY DSCSONY DSC

こんにちは。東京店のsuzukiです。
新しくなったblogは如何ですか?

私はと言えば、こちらのブログはwordpressで作成しておりますので、使い方もちょっと変わって、まだまだ不慣れですが(笑)

さて少々前に入荷したっきり、なかなか紹介できていなかったこちらのコレクション。

MANIS
http://www.dainesejapan.com/products/detail3653.html

DAINESEは毎年、革新的なプロテクターを発売してくれますね。
今回のこちらは「伸びる」「曲がる」プロテクターです。

裏はこんな感じで、背中へのフィッティングがソフトになる様な構造。
通気性も保つため、一定間隔で穴があいています。

SONY DSC

 

そしてどのように伸びるかと言いますと↓

DSC04007

このように、左右両サイドに伸縮パーツが組み込まれています。
それによって、前傾姿勢時の縦の動きはもちろん、身体が左に傾けば「左が縮み右が伸びる」、身体が右に傾けば「右が縮み左が伸びる」という3方向への動きがスムーズに行えます。

またさらに特筆すべきはこのウエストベルト↓

MANIS

ベルクロにより、挟み込む様にして固定します。
従来の巻き付け式のプロテクターは、腰の位置の調整機能はなかったので、これはいいですね。
このような感じでずらせます↓

 

MANIS MANIS

唯一気になったのは、ベルトの取り外しができないトコロ。
とはいえ、装着してみましたが、ベルト自体がかなり柔らかいので、気になる事もなさそうです。

またスーツ用ではなく、ジャケット用のショートタイプもありますよ。

SONY DSCMANIS

 

気になった方はゼヒ!!

それではっ。

suzuki

 

 

東京店のWEBサイトが新しくなりました!

logo

 

ようやく更新作業が終了し、DAINESE D-STORE TOKYO のブログが新しくなりました!

まだ作り途中ですが、より見やすい、楽しいブログを作ってまいりますので、引き続き宜しくお願い致します!

スタッフ一同